13枚目”活躍しそこない”

炎の王とはどっちが偉いのか

ウンゴロ出身レジェンドカードの原始の王、カリモス
知ってる人には明らかだが知らない人にはさっぱりな秘密がありました。

基本性能

8マナ7/7。プレイ時エレメンタルの加護発動。
なんだよエレメンタルの加護ってよ!!!
実際プレイすればわかるよ、というハースストーンデザインチームの特徴がよく出ている。
実際にプレイすると火の加護、水の加護、風の加護、地の加護という4つの効果から一つ選択する。
火はヒーローダメージ、水はヒーロー回復、風はAoE、地はトークン展開。
詳しい解説は書かない。使えばわかる。

運用

プレビュー時は「超強い!OP!!」の声が連呼され、ウンゴロ初期はエレメンタルシャーマンが流行った。
が、一瞬だった。確かに強いけど翡翠ドルイドの方がやっぱり強い
ということでエレメンタルシャーマンの環境はすぐに終了だった。ちーん。

効果が発動すれば強いことは間違いない。
どの効果も3~5マナ相当かつ状況によって選べる。強いことしか書いてない
それほどまでに強いが進化シャーマンに負けてしまったのはやはりエレメンタルシャーマンにはぶっ壊れレベルの動きがないからだろう。

これを入れるデッキはエレメンタルシャーマンに限られるがどれくらいエレメンタルを入れるか、どのエレメンタルを入れるかでデッキビルダーの腕の見せどころ。
単純に強いと言われるファイアフライやタールクリーパーの他、効果が発動すれば強いカリモスの下僕やブレイズコーラーを入れることが多い。
またどこかのタイミングでエレシャー復活あるだろうか。

フレイバーテキスト

なんのこっちゃ

火、水、風、地で4つの元素。では5つ目の元素は?それはミラ・ジョヴォヴィッチ。

ミラ・ジョボビッチ

なんのこっちゃというと実はこれ“フィフス・エレメント”という映画が元ネタ。
そのヒロイン演じたのがミラ・ジョボビッチだ!
フレイバーテキストに書いてあるように髪の色は全面オレンジ色

この映画は1997年に公開されたらしい。え、ちょうど20年前?時間がたつのは早いなぁ。
主演はブルース・ウィリスの超王道のSFアクション映画
世界を救うためにフィフス・エレメントの少女を守りながら悪を討つ。
ハリウッド映画だとずっと思っていたが調べたらフランス映画だそうだ。
個人的にお勧めしたい映画だ。
話も演出も面白いけどとちゅうに入るオペラが良いんですよ。

英語版フレイバーテキスト

All that’s missing is a little heart.

え、なにこれは…全然違うじゃん。
直訳すると「欠けているものはほんの少しの心だけ」
この言葉がフィフス・エレメントに出てくるのかというと全然そんなことじゃなく、
アメリカのアニメシリーズらしい。
その名もCaptain Planet and the Planeteers
1993年から96年にかけて放映し(げ、フィフス・エレメントより古い!)5人の少年少女が超能力で世界を救うよくあるアニメだ。

絵柄が古い!

それぞれの能力は、火、水、風、地、そして
なるほど納得、原始の王カリモス心の加護をもっていないことを揶揄したフレイバーテキストというわけだ。
それにしてもあっちの子供はこのネタわかるのか??

まとめ

カリモスは強いけど使われてない
日本語版フレイバーテキストの元ネタはフィフス・エレメントという映画
英語版フレイバーテキストの元ネタは良く知らんアニメ

僕はてっきり英語版もフィフス・エレメントだろうと高を括っていましたがこんな結果になってびっくり。
調べてみるもんですね。

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