30枚目"ハースストーンで学べる哲学"

ヤー


三星です。
今回は毒矢。

基本性能

ハンターの2マナ呪文。ミニオン1体に2ダメージを与え、そのミニオンが死ななかった場合猛毒を付与する。

毒を塗った矢に当たったら何故か猛毒能力をゲットできる。

2マナ2点とダメージ効率が悪い。
ハンターには1マナで2点のダメージを与える魔力の一矢があり単純な2点ダメージ除去としては劣化呪文。

猛毒を付与する点を生かしたい。
熱狂する火霊術師に猛毒を付与すれば全体除去になる。が、ヘルスを何らかの手段で増加させねばならない。

3以上のヘルスを持つミニオンがいれば確定除去として使えるのでだがこれでも狩人の狙いの方が便利。

スタンダード環境では有用なコンボは存在しない。
しかし、ワイルド環境では不安定なグールとの全体除去コンボが存在する。

闘技場での評価も低い。
2点除去とミニオンがいれば確定除去の二通りの使い方が出来るがそう都合よくいかないのが実情だろう。

運用

このカードを採用したデッキは存在しない。

相性が良いカードが出てきてからがこのカードの本番だろう。
コボルトと秘宝の迷宮に期待だ。

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日本語版フレイバーテキスト

このカードの元ネタはジョジョの奇妙な冒険第4部

第4部は仙台市杜王町という架空の町が舞台の日常とサスペンスが入り混じったシリーズ。
絶賛映画も公開中だ。

元ネタは第29巻に存在するこのシーン。

スタンド能力を使った犯罪者、片桐安十郎がスタンド能力に目覚めたきっかけについての回想シーン。
ディオという人間は第3部のボスであった男、スタンドとは超能力のことだ。
第4部からスタンド能力はこの「聖なる矢」によって貫かれることで身につけることが出来るという設定が出来た。

フレイバーテキストに出てくる埋伏の暗殺者はこちら。

ご覧の通り、昔は猛毒という能力語はなかったのだ。

ちなみにジョジョの奇妙な冒険が元ネタとなったカードを紹介したものはこれで3枚目1枚目2枚目)。
昔々はジャンプに載ってるキモイ絵の漫画がいつの間にかこんなゲームでまでネタになるほど人気になって私嬉しいです。

英語版フレイバーテキスト

What doesn’t kill you makes you toxic.

直訳すると「死に至らないあらゆるものごとはあなたを猛毒にする。」
このフレイバーテキストの元ネタはドイツの哲学者ニーチェの言葉。

What doesn’t kill you makes you stronger.

“全ての経験ははあなたを強くする”という困難に直面した人間にとって非常に心強い名言。
この言葉が出たのは哲学書『偶像の黄昏』より。

月末闇のラダーやとんでもないランダム要素によって敗北するなどハースストーンには困難がつきもの。
こういうときはこの名言を思い出して負けずに頑張っていただきたい。

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まとめ

使われていない
日本語版フレイバーテキストの元ネタはジョジョ
英語版フレイバーテキストの元ネタはニーチェ

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