三星です。
ナーフに対してバフという言葉を使ったり、王の祝福などの強化呪文をバフって言ったりなんだか複雑…。
今回はバフの意味と由来です。
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バフには二つの意味がある
まずは意味を説明します。
冒頭に書いた通りこの言葉を使う状況は2つ。
ミニオンを強化する効果
一つは、ミニオンを強化する能力。
例は、王の祝福やボーンメアの能力など多数存在します。
スタッツを上昇させるだけでなく”呪文ダメージ+1”や”断末魔能力”を付与する効果もバフです。
ヒーローを強化する効果は種類が少ないせいかバフと言っていることを聞いたことは少ないです。
ナーフの反対
もう一つは、ゲームのバランス調整のためにカードもしくは何らかのシステムの上方修正。
例は、エレメンタル属性の追加などです。(ハースストーンではあまり行われない)
これはナーフの反対ですね。
ハースストーンではナーフ調整がほとんどでバフ調整はまず行われません。
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バフ(buff)の意味
英語の意味を確認しましょう。
名詞としての意味は”牛のもみ革”。
動詞としての意味は”(もみ革などで)磨き上げる”。
(参考:Weblio)
動詞としての意味から発展してこのゲームとしての意味が出来上がったようですね。
動詞としては爪を磨いたり、鏡や金属を綺麗にするときにも使います。
更に肉体を鍛え上げるときにも使います。
また、別の説ではバッファ(buffer、緩衝器)が由来であるという説もあります。
”HPの上限を上げる魔法”によって上がったHPで敵の攻撃を耐える様から、その呪文をかけるキャラクターをbufferと呼んだとか。
参考になかなか説得力ある内容が書いてありますのでどうぞ。
(参考:漫画喫茶 完美世界 祖龍店)
MMORPG発祥の言葉
この言葉の発祥はMMORPGです。
ただどのゲームから使われていたかは定かではなく、最古のMMORPGであるウルティマオンラインでは使われてはいなかったようです。
有力な説は“EverQuest(エバークエスト)”が発祥だという説ですが、まぁどのゲーム発祥だろうとあまり問題ないですね。
MMORPG内ではバフ、デバフという言葉で使われていました。
バフ、デバフ
MMORPGでは以下のような意味で使われます。
デバフ:相手側に対して好ましくない効果を与える術・技・呪文・魔法・アイテム
(参考:ニコニコ大百科)
更にここから普及していってドラクエや女神転生などの一人用RPGでの強化呪文もバフと指すことが多くなりました。
このようにゲーム内でキャラクターを強化する呪文や効果を指す意味であり、最初期はバランス調整のための上方修正の意味は持っていません。
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LoLでのバフ、ナーフ
ゲームバランス調整のためのバフという言葉が広く普及したのは大人気MOBAゲーム”League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)“ではないでしょうか。
MOBAゲームの元祖”DOTA2″でも”LoL”でも数週間に1回というペースで頻繁にゲームのバランス調整を行います。
その際には上方修正や下方修正など様々なものが存在します。
ナーフという言葉に対してバフという言葉を当てられたのかな、と筆者は考えます。
これに関してはネット上で資料を探すことが出来なかったので詳しい方の言葉をお聞きしたいです。
M:tGでは
元祖TCGであるM:tGではどうでしょう。
バフでの検索結果はわずか2件。
バフという言葉はここでは普及していません。
クリーチャー(ミニオン)を強化する能力は普通に”強化”などと言います。
特に、相手の効果や戦闘に対応して使える強化などの能力を”コンバットトリック”と呼びます。
クリーチャーなどに対して永続的に強化や弱体などの与えるカード類はエンチャントオーラ呪文と呼びます。
M:tGにおいてクリーチャー強化呪文は弱いのであまり使われません。
なので専用の呼び方が発達しなかったのかもしれないですね。