三星です。
全てのカードが公開されました。
今回は中立の6-10マナカードをまとめて評価します。
以前評価したカードは以前の評価とほぼおなじです。
それではどーぞ。
6マナミニオン
性悪な召喚士
基本性能
中立の6マナ4/4ミニオン。自分のデッキの呪文1枚と同じコストのミニオンを召喚する。
悪い魔女というところか。
スタッツは4マナクラスと貧弱。
呪文と同じコストのミニオンを召喚する。
酒場の喧嘩に似たようなルールがあったのでそこから生まれたカードか。
召集と同じようにデッキ内の呪文を厳選すると悪いことを出来るが、これ自身が6マナなのですごーく悪いことは出来そうにない。
少なくとも3マナ以上のミニオンは出してくれないと無貌の召喚師以下。
4マナから評価ライン。
サーチ対象が呪文で自身がミニオンというのは良い点。
自分のせいでサーチの邪魔になるのはちょっと嫌だから。
10マナには外れが多い。
狙うなら9マナ呪文だろうか。
しかし、現在9マナの呪文は野生の呼び声くらい。
使い方が難しいカードだ。
運用
呪文が多いデッキよりもミニオン重視しつつ重い呪文が少数あるデッキの方が良い。
呪文が少なくミニオンが多いというと、ハンター、パラディン、ウォリアーあたりか。
低マナの呪文が必須として入っているメイジ、プリースト、ドルイド、ローグあたりは使いづらい。
(追記)
メイジは高コスト呪文を重視したデッキが押されている。
なぜこのデッキだけ中立にもシナジーカードがあるのかは謎。
ずるいぞ!
ミニオンが2体出るので進化するのも楽しいが進化自体が1マナ呪文でアンチシナジー。
少なくとも4マナ以上の重い呪文だけというデッキを作りたい。
そう考えるとやはりハンターで荒野の呼び声から出すのが良いのか。
だけど6マナにサバンナ・ハイメインがいるし。
うーん悩ましい。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
1点2点
重くかつ強い呪文が少ない。
そのうえランダム召喚ミニオンなのではずれが多い。
6マナなので異常なマナ踏み倒しが出来ない。
よって弱い。
(追記)
高コストの呪文を重視したデッキを押しているカードが複数あるのでそういったデッキでの活用がある。
だがそれでも選択肢だろう。
飢えているエティン
基本性能
中立の6マナ4/10ミニオン。挑発。相手の場にランダムの2マナのミニオンを召喚する。
腹ペコのドラゴン の亜種。
6マナの挑発ミニオンで比較対象となるのは満開の古代樹 。
これに比べて一回り大きくアタックが4であるところが有効かどうか。
出てくるミニオンは2マナのランダムなミニオン。
猛毒をもつ不屈のカタツムリと終末予言者 が外れミニオン。
予想される運用
5,6ターン目に盤面を取っている、もしくは五分状態で挑発が欲しいとなるとミッドレンジ系のデッキで使えるか。
盤面をとっている状態でないと出てくる2マナミニオン次第で厳しい結果を招く。
相手にミニオンが出てくるということは精神支配技士 とのコンボが可能。
ハイリスクハイリターンなミニオンなので積極的な投入はないだろう。
アタック4の挑発が必要な環境になればお呼びがかかるはずだ。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
2点
相手にミニオンをだすミニオンはたいてい弱いのだがこれはそれほど弱くないと感じる。
かといって自分のデッキでシナジーを見出すことは難しいので環境次第の投入ということになるだろう。
7マナミニオン
回廊漁り蟲
基本性能
中立の7マナ5/5獣ミニオン。このカードが手札にある間ミニオンが死ぬ度コストが(1)減る。
死体の数だけ現れやすくなる蟲。
一度相打ちで5。
何ターンか保持していたらあっという間に0になるだろう。
このカードはヴォルカニック・ドレイク と違ってコスト減少は永久。
よって使いやすい。
獣属性がついている。
よってキュレーター などからでも引けるのでより使いやすい。
予想される運用
アグロやトークンデッキのみならずミッドレンジデッキでも割と引いた次のターンには5マナ以下になっているはずだ。
が、手札がない状態で引いてしまった場合は厳しいか。
いや、そんなときは7ターン目以降だから7マナ5/5として出せばよいか。
ということで特別にミニオンの数を重視したデッキでなくとも採用可能。
相手もアグロやトークンデッキならばなおさらラッキーで3ターンめ降臨も狙えるはず。
ミニオンで攻めるデッキでのカバールのクリスタルの運び屋 のような存在になれる。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
4点
姿は気持ち悪いがなかなか優秀なカード。
闘技場では4点以上。
シルバーヴァンガード
基本性能
中立の7マナ3/3ミニオン。断末魔でコスト8のミニオンを持ってくる。
倒れると強力な仲間が逆襲しにくるミニオン。
コスト7マナにしてたった3/3という虚弱スタッツ。
出したときに何もしない断末魔カードは使いづらいことはハドロノックスが証明済み。
無視されるのが落ちだろう。
ただ、8マナのミニオンを確定サーチできるカードである。
雄たけびは発動しないためカードは限定されるが色々悪いことに使えそうだ。
予想される運用
8マナで強いカードといえばパラディンの《ティリオン・フォードリング / Tirion Fordring》。
挑発断末魔聖なる盾とこのカードでだすうま味は十分。
このカードを2枚加えたら8ターン目ティリオンがかなり安定する。
その代わりティリオンが先に来てしまったらジエンドなので《光の王ラグナロス / Ragnaros, Lightlord》 も一緒に入れておこう。
メインの使い方はやはりOTKコンボだろうが8マナにはそれが出来そうなのが見当たらない。
9マナだった《マリゴス / Malygos》 がいたのになぁ。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
2点
パラディンならばそれなりに選択肢の一つ。
ただ優先採用されるほどかというと疑問だ。
ただOTKギミックが発見されれば確定サーチは強い。
研究しがいのあるカード。
8マナミニオン
ヴァイオレット・ヴルム
基本性能
中立の8マナ7/7獣ミニオン。断末魔:1/1の「芋虫」を7体召喚する。
倒れたら子供でもまき散らすのだろうか。
…気持ち悪っ!
断末魔では珍しい巨大ミニオン。
頽廃させしものン=ゾス で生き返し甲斐がある。
しかし、出したターンに何もせず挑発も持たないミニオンは使いづらい。
攻撃力7と無視されづらいアタックではあるが、小粒ミニオンをぷちぷち潰してる間にゲームセットになったとしても不思議じゃない。
断末魔で出てくるのは1/1ミニオンなので全体ダメージで除去しやすいのもちょっと。
出てきたとしても対処がしやすいミニオンだ。
このカードも獣。
ワームは獣。
巨大獣ミニオンとして招集されるのを狙うか。
予想される運用
あり得るとしたら獣と断末魔を生かした断末魔ハンターだが、基本的に構築での採用はない。
低魔素デッキでお呼びがかかりそうだ。
闘技場での活躍がこのカードの本分だろう。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
1点
構築ではよほどじゃないと使われない。
眠れるドラゴン
基本性能
中立の9マナ4/12ドラゴンミニオン。挑発持ち。
単純だが今までいそうでいなかったミニオン。
4/12というスタッツはタフでこの挑発を抜くのはなかなか大変だろう。
ただでかい挑発は除去が多い構築ではなかなか活躍できない。
やはり9マナには出たときに仕事をするミニオンが欲しい。
ところで寝ているドラゴンなど無視すればよいのになぜ挑発がついているのだろうか。
予想される運用
高コストのドラゴンだがイセラ 始祖ドレイク を超える採用率を得ることはないだろう。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
1点
闘技場では強い。
が構築ではイセラ のほうが強い。
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記録保管大臣
基本性能
中立の8マナ4/7ミニオン。ターン終了時に自分のデッキから呪文一つを唱える。ただし対象はランダム。
トートランの始原術師 亜種。
こちらはターン終了時にデッキから使用する。
使用されたカードはデッキから無くなるかは不明。
普通にこのカードを使った場合、単体除去がこのカードに飛んで終わりという不幸な事故が起こるだろう。
このカードを入れるということは専用の構築が求められる。
予想される運用
公開された記事にもある通りバーンズ →このカード→マナ踏み倒し呪文というコンボが強い。
が、このデッキも所詮はバーンズヤシャデッキの亜種程度だろう。
あれ、それどころかミニオンは入れられず呪文は選別しなければいけない。
作れるのかそんなデッキ…。
別方向で性悪な召喚士やワタリガラスの使い魔をいれた高マナ呪文デッキでの活躍を期待したい。
一緒に使いたい呪文は荒野の呼び声 。
挑発が一緒に出てきて良い感じ。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
3点
これから出てくるカード次第なところもあるけれど、高マナ呪文デッキはとりあえず成立しそうだ。
ただ環境が十分に遅くなってくれないと力を発揮できないのでそれに期待しよう。
狐のマリン
基本性能
中立の8マナ6/6ミニオン。相手の場に0/8の宝箱トークンを1個召喚する。
お宝を狙って秘宝の迷宮に潜った狐のマリンを現したフレイバーだろう。
宝箱からはお宝アイテムが手に入る。クリスマスの時期の酒場の喧嘩に似たような設定があったがそれが好評だったのだろうか。
宝箱に入っているお宝はご覧のもの。
どのカードも低マナでありながら圧倒的なカードアドバンテージを約束してくれる。
その分マリン自身のスタッツは低く出したターンは何もしないどころかバフカードなどで宝箱トークンが利用されるかもしれない。
8マナで出したターンに何もせず、挑発を持っていないということは相当弱い。
8マナ8/8の挑発を持つ鉄の樹皮の守り手よりも弱い。
ヘルス8の宝箱トークンをミニオンで壊すとしたら8点分の打点を宝箱に吸わせることになる。
ここのところでもテンポロスが起こってしまう。
ここまでやってやっと貰えた宝で一気に勝利まで持っていけるかは疑問だ。
予想される運用
お祝いとして今日からたくさんのデッキで使われるはずだ!
レジェンド1位を狙うようなデッキでは入ることはないだろう。
宝箱をすぐに壊すコンボとしてイカレた錬金術師との相性が良い。
また、猛毒ミニオンがいれば一撃で破壊出来る。
プリーストであれば狂気ポーション、神授の霊力×2、内なる炎を宝箱トークンに使うことで32点パンチ。
自身の場にある攻撃力0のミニオンを処理することは意外に難しいのでそれほど難しくないコンボだ。
沈黙プリーストが復権するだろうか。
闘技場でも微妙。
ヘルス8を破壊する手段が少ないので最悪宝箱を破壊できないまま負ける。
また、宝箱を破壊する余裕があればそのまま勝てるだろう。
特定のデッキで相性が良いというカードではないし単体では弱いのでBlizzconをお祝いするプロモーションカードらしい活躍をしてくれるだろう。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
1点
単体では弱い。
けど楽しい。
キング・トグワグル
基本性能
中立の8マナ5/5のレジェンドミニオン。デッキを交換するが、身代金を払えば返してくれる。
コボルトと秘宝の迷宮のボス。
身代金は5マナ。
デッキを交換するという前代未聞のカード。
と、思ったがこの方がいた。
スタッツは5/5と弱めだがこの効果はすごい。
空のデッキを送ったら相手のドローをロックできる。
相手が手札10枚の時に使えば相手は身代金をもらえない。
予想される運用
基本的な使い方は空のデッキを相手に送りつけてドローロック、ターンスキップを狙うことだろう。
デッキを引き切るための最高の相方としてアルネスが存在する。
さら号泣のバンシー という自らデッキを燃やすカードもある。
カードが一枚もないカスデッキを相手に押し付けてやろう。
身代金にマナ呪縛 や呪文相殺 が決まれば勝ち。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
1点
面白コンボデッキが出来るが環境がそれを許してくれるかどうか。
このデッキ相手には手札に軽い呪文をキープしておけばよい、という戦略をされたらコンボもくそもないのもマイナス点。
所詮は面白レジェンド枠か。
9~10マナミニオン
ドラゴンの孵化師
基本性能
中立の9マナ2/4ミニオン。ターン終了時ドラゴンを招集する。
真のドラゴン・コーラー。
驚異のスタッツを持つ。
と言ってもターン終了時にイセラ やマリゴス を出せれば9マナ分の働きはしている。
同時に始祖ドレイク などがでてこのカードを倒せない状況になったら最悪。
ドラゴン軍団に蹂躙される羽目になるだろう。
予想される運用
高マナドラゴンが多く入ったデッキで。
ドラゴンメイジは高コストのドラゴンとの相性は決して良くないのでこのカードは入らない。
コントロールドラゴンプリーストでの採用はありうるか。
しかしここでドラコニッド諜報員 などが出たらアド損なので微妙なところ。
いっそドラゴンを重視せずマリゴス 一点読み、マリゴスが残れば勝ち除去されたら負けのデッキで使うのが王道か。
あたりしか引かない放たれし激昂ヤシャラージュ と考えたら強力か。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
2点
高コストドラゴンの水増しカード。
マリゴス1点読みはロマンだがそのターンに決めることが出来ず相手にチャンスが回るのがよろしくない。
マスター・オークハート
基本性能
中立の9マナ5/5レジェンドミニオン。1、2、3の攻撃力のミニオンを1体ずつ招集する。
参照するのは攻撃力のみ。
よって攻撃力が3であればハドロノックス のような9マナミニオンも呼べる。
他にも高コスト低スタッツのミニオンが多い拡張パックなので使いたいカードは多い。
問題は9マナという高いコスト。
そのマナコストまで生きられるだろうか。
予想される運用
それぞれ高コストのミニオンを選抜したデッキにて使われるだろう。
アタック2にはドラゴン孵化師がいる。
アタック3にはたくさんいる。
問題はアタック1だがなにか良さそうなものを見つけたい。
点数
4:強いからどのデッキにも入るorこのカードを軸にしたデッキが作られる
3:特定のデッキには優先的に入る
2:環境によっては入る
1:消極的な採用
4点
デッキから特定カードを3枚もサーチできるカードが弱いわけがない。
このカードを軸にしたデッキが作られるほどのパワーがある。
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中立6-10マナ総評
性悪な召喚師 2点
シルバーヴァンガード 2点
回廊漁り蟲 4点
ヴァイオレット・ヴルム 1点
記録保管大臣 3点
狐のマリン 1点
キング・トグワグル 1点
眠れるドラゴン 1点
ドラゴン孵化師 2点
マスター・オークハート 4点
高マナ帯は軒並み点数が低い…。
回廊漁り蟲 は使いやすいダメ押しミニオン。
闘技場ではもちろん強く、構築で採用しても悪くないだろう。
0マナや1マナで5/5を除去のついでに出せるとしたら弱いわけがない。
中立レジェンドで最も私の評価が高いのはマスター・オークハート 。
これが参照するものは攻撃力でマナコストじゃない。
雄たけびなのでターン終了時に発動する効果を持った攻撃力1,2,3のミニオンを並べたら相手は悶絶する。
高コスト断末魔を並べても驚異。
小型ミニオンをデッキに採用しづらくなるがそこは頑張りたい。
記録保管大臣 新たなデッキを作るかただの面白カードかは未知数。
デッキのフィニッシャーとなれる逸材はマスター・オークハート くらいであまりうれしいミニオンは中立にはいない。