三星です。
今回のフレイバーテキスト紹介は蟲のドルイド 。
基本性能
ドルイドの2マナミニオン。選択:猛毒を持つ1/2のミニオンに変身する。または、挑発を持つ1/5のミニオンに変身する。
変身先は獣なので実質獣ミニオン。
2マナにして挑発1/5という高スタッツをもつ。
ヘルス5というと2ターン目に突破することはかなり難しい。
アタック1は普通はトレードするには低すぎる攻撃力だが1マナミニオンにはヘルス1が多いためそれほど気にならない。
単純に他のミニオンを守るための2マナ挑発ミニオンとしても心強い。
また、猛毒を持つ1/2獣ミニオンにも選択して変身できるのでゲーム後半にも腐らない。
相手の高コストミニオンに対して低コストの猛毒ミニオンをぶつけることが出来たらおいしい。
運用
2マナには大正義呪文野生の繁茂 が存在するのでそれと競合する。
それを採用しないアグロドルイドにて使用される。
他の小型ミニオンを守る巨大な挑発としてクリプトロード とともに採用される。
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日本語版フレイバーテキスト
この元ネタはご存知の方も多いだろう。
フランツ・カフカの名作”変身”が元ネタである。
1915年にドイツにて刊行され、原本のタイトルは『Die Verwandlung(ディ・ヴァイセン・ブレッター)』。
ドイツ語はかっこいい。
ストーリーの概要をさっと説明すると、主人公である青年グレゴール・ザムザは、ある朝自分が巨大な毒虫になってしまっていることに気づく。
そこから、家族や知り合いからの扱いが非道なものになっていき、グレゴールは自室に引きこもるようになる。
自分の仕事や人生について物思いにふけるグレゴール。
その間に家族は新しい人生設計を見つけグレゴールの世話をおざなりにするようになる。
そして、最終的にグレゴールは家族に見捨てられ、家族への愛情を思い出しながら死に絶える。
非常に含蓄あり奇妙でもの悲しい物語となっている。
ここでいう虫とは具体的な虫ではけっしてなくドイツ語の原文では有害生物全般を意味する単語となっているらしい。
「虫に変身する」ということが何を意味するかは読み手によって解釈がかわってくるだろう。
さて、元ネタの文は以下の通り。
これは他の翻訳では微妙に表現が異なっている。
非常に面白い小説なので一度読んでみても損はない。
英語版フレイバーテキスト
直訳すると「ある朝、ドルイドがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な蜘蛛に変わっているのを発見した。」
日本語版フレイバーテキストと同様にカフカの”変身”が元ネタ。
英語版の名前は”The Metamorphosis”。
英語版の翻訳はこのようになっている。
微妙に違うが翻訳の違いだろうが。
英語版も日本語同様様々な翻訳が存在する。
また、舞台やアニメーションなどにもされている。
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まとめ