【翻訳】スタンダードデッキまとめ!Tier1 12/25

三星です。
海外のハースストーン攻略サイトである tempostorm にて12/25に最新のスタンダードTierランクが発表されました。

その記事である meta snapshot の翻訳と自分自身の意見を載せて書きたいと思います。
今回はTier1のデッキの一部だけの抜粋です。

この記事を翻訳及び紹介しています。
※かなり意訳です。

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Thoughts and Observations(思考と観察)

コボルトと秘宝の迷宮拡張の2回目のHearthstone Standard Meta Snapshotになりましたが、ハイランダープリーストが最高位を支配する形でメタを形成し始めています。
しかし、まだ革新の余地があります。

今週のメタスナップショットで最も特筆すべき変化は、コントロールウォーロックとキューブロックがひとつのアーキタイプになったことです。
キューブロックはコントロールウォーロックの変種として分類されていましたが、キューブロックのバーストポテンシャルが高く、プリーストに対するより有利なマッチアップとなるため、ウォーロックの一般的なコントロールデッキになりました。
コントロール・ウォーロックの他の変種は、もはや一般的に見られません。

多くのプロHearthstoneプレイヤーがキューブロックは今までマンモス年にプレイした最も強力なデッキの1つであると考え始めています。
アムステルダムで開催されるHearthstone Championship Tourグランドファイナルが近づいてきており、今年の最も重要な大会に向けて、来月に各プレイヤーがデッキをどのように改良して最適化してくるのか我々は楽しみにしています。

メタのもう一方、コントロールからアグロに視点を移すと、アグロパラディンは現在、最高ではないにしても、攻撃的なデッキの1つです。
その成功は、その爆発的な序盤の展開と動員からのカード補充のポテンシャルに起因しています。
今回のメタスナップショットにはアグロパラディンで紹介したリストには存在しませんが、アグロパラディンのような攻撃的なデッキにはこの環境にはびこる大型挑発ミニオンをかわすテックカードとしてスペルブレイカー が選択肢に含まれます。

最後に、アグロシャーマンが復活の兆しを見せています。
が、それはこのメタスナップショットのトップTierを切り崩すことは出来ていません。
回廊漁り蟲 のパワーは、アグロパラディンのボードを一掃するメイルシュトロームのポータル の助けもあって、強力でオーク(訳注:相手のヒーローにしか攻撃を与えないプレイヤーの揶揄)がランクを上げるための大きな助けになっています。

完全に上位の方ではメタが決まってきたようですね。
ハイランダープリースト、キューブロック、アグロパラディンは大きな存在感を出しています。
その隙間に割って入るようにテンポローグが存在します。

そして、スペルブレイカー が流行しています。
多くのデッキに1枚さされていることが多いです。

前回からビッグプリーストとコントロールウォーロックがTier1から転げ落ちてしまいました。
コントロールウォーロックは説明されている通りですがビッグプリーストが特に有利なデッキたちが減ってしまったことが原因な気がします。

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Tier1

ハイランダープリースト

Archetype Explanation(アーキタイプ説明)

ハイランダープリーストでは、ヒーロー・パワーのコストを0にするための縛鎖のラザ の能力を利用します。無料のヒーロー・パワーとデスナイトアンドゥインによってプリーストはボードをコントロールするか、相手をバーストダメージで叩きのめすことができます。

プリーストの多くの除去呪文は、ゲーム全体を通して快適に過ごすことができるようにしてくれます。
このアーキタイプは様々な方法、色々なパッケージを使って作られます。例えば、サイクルパッケージ、断末魔パッケージ、もしくはドラゴンパッケージです。
これらのデッキのそれぞれは異なるプレイスタイルを持っています。

サイクルパッケージは安価なカードドロー効果を利用して、デッキを循環させて、パワーカードをより速くより一貫して見つけることができます。
また、ハイランダープリーストはDKアンドゥインのヒロパによって1ターンで低コストの安いカードを何枚も使うことで対戦相手をバーストダメージで打ち倒すことが出来ます。デッキのバーストポテンシャルを高めるために、預言者ヴェレン とさまざまなカード生成ツールも使用されています。

断末魔パッケージは、よりコントロール指向のプレイスタイルを選択します。しばしば頽廃させしものン=ゾス を採用しており、様々な断末魔カードで相手のバリュー切れを狙います。 カザカスの復活ポーションも、このタイプの原型の相乗効果を更に追加しました。

ドラゴンパッケージは、プリーストで使用できる強力なDragon族カード、ドラコニッド諜報員 を使用できます。
ドラゴンパッケージは、ミッドレンジのプレイスタイルを選択し、ゲームの途中からボードコントロールを取得して維持しようとします。

メタに基づいた適切な変化を行うこととキーカードのパワーの高さによってハイランダープリーストは一貫性のある堅実なデッキとなります。

Weekly Meta and Featured Deck(週間メタ&特集デッキ)

ハイランダープリーストは引き続きメタを支配しています。
先週コントロールウォーロックとキューブロックが登場したことで、ハイランダープリーストはさらに人気を集め、レジェンドランクのトップ帯で最も多く見られました。
それぞれの地域のメタに合わせてテックカードを変更した様々な亜種が存在し、メタの空白をテックカードで埋めてわずかなアドバンテージを埋めていくことは非常に大切なことです。

我々は引き続き@ Grantz_HSのリストを紹介していますが、その理由はこのデッキが堅固な出発地点でありどんな方向にでもテックカードを加えることが出来るためです。
現在は終末予言者 の採用を非常に勧めておりますが、アグロパラディンとテンポローグの数が先週から着実に増加しているためです。
しばしば、プレイヤーはラダーを登るために複数のハイランダープリーストのリストを準備しており、よくあるデッキに即座にカウンターを出すことでその瞬間のメタゲームにおいて巨大なアドバンテージを得ることが出来るからです。

このデッキはクエストメイジやビッグプリーストのようなコンボデッキに弱いと考えられていましたが、心霊絶叫 を組み込むことでそいつらとの対戦でも確実に戦えるようになりました。
クエストローグやクエストドルイドのようなデッキはハイランダープリーストのカウンターとしてそこそこの数を見かけますが、高いランクのメタではデッキスパムをするだけではカウンターとして十分に機能することはなかなかありません。

ハイランダープリーストは狭いメタにおけるテックカードの柔軟性も相まって現在のゲームでのナンバー1デッキになっています。

テックカード

相変わらず1位の座を守り続けるのはこの人、ハイランダープリースト。
記事では3つのパッケージがあるように言っていますが、現状ではほぼサイクルパッケージのような気がします。
やはり早いターンでのラザ&DKプリが成立することは強いです。

このデッキを使いこなすためには自分自身で環境に合わせてテックカードを交換する能力が必要です。
その柔軟性のためこの順位を維持することができるのでしょう。

キューブロック、パラディン連中への勝率が高いことも非常にこのデッキにとって追い風。

世界大会ではどのような戦いになるでしょうか。

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キューブロック

Archetype Explanation(アーキタイプ説明)

キューブロックはコントロールウォーロックの派生の一つで霊の歌い手ウンブラ+ 肉食キューブ を使い、ドゥームガード の群れを生み出しどこからでも相手の顔面にバーストダメージを与えます。

このデッキは従来のコントロールウォーロックと比べてバーストフィニッシュを持っている分コントロールのマッチアップに対して強いです。
一方で、従来のコントロールウォーロックに比べてアグロデッキに少しだけ弱いです。

このデッキには、ドゥームガード のカードを破棄するという欠点を踏み倒すための方法として、取り憑かれた従者マナアリの髑髏 が採用されています。

このデッキは柔軟性があり多目的で、ドゥームガード でのバーストセットを作るか、もしくは単なる除去を重視して耐えるゲームにするか、どういったゲーム展開になっても適応する必要があります。

Weekly Meta and Featured Deck(週間メタ&特集デッキ)

キューブロックはTier1の2位にまで上昇しました。現環境のメタの最もパワフルなデッキの一つであることを証明したのです。
このデッキは地獄の炎冒涜 のようなアグロデッキに対する優良な回答となるカードを持っており、それと同じくらい優秀でコントロールに強いコンボである肉食キューブドゥームガード コンボを持っています。

キューブロックはほぼ完全に伝統的なコントロールウォーロックをメタ外に追いやりました。
キューブなしのリストよりも不利なマッチアップでより優秀な成績を収めたのです。
したがって、我々は二つのアーキタイプを一つにまとめ、多くのプレイヤーがプレイしているバージョンであるキューブバージョンのリストを紹介します。

多くのプレイヤーは山の巨人 の採用を選択し、プリーストとのマッチアップでの勝率を改善しました。
山の巨人 を採用することで、ラザとDKアンドゥインのコンボが決まる前に殴り倒すことが出来るようになります。
ボード除去能力とヴォイドロード の踏み倒し召喚のためにこのデッキは既にアグロデッキ相手にはかなり有利です。
そのためより欲張りに、いくらかテックカードを入れるための枠があります。

多くのプレイヤーはキューブロック同士のミラーマッチを意識してスペルブレイカー の採用を考慮していますが、その採用は相手デッキのパフォーマンスをほんの少しばかり下げています。
しかし、採用だけでは十分ではないのです。
例えば、取り憑かれた従者 と同時に暗黒の契約 を使えるターンまで我慢することによってスペルブレイカー をケアする、などということをされる可能性があります。

このデッキには様々な構築方法があり、リストがメタに適応して前進することとそれが公表されることを期待していてください。

テックカード

全てのコントロールウォーロックを駆逐してしまったキューブロック。
コントロールデッキ、アグロデッキの両方に対応できるプランを持っていることが最大の強みです。

山の巨人搭載型が一般的になってあいてのヘルスを削る能力が向上しました。
その結果、対コントロール能力が上昇しました。

相変わらずの対アグロ性能が高いです。
ボードを支配し、ミニオンで攻めるデッキではこのデッキに歯が立たないでしょう。

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テンポローグ

Archetype Explanation(アーキタイプ説明)

テンポローグはボード中心の攻撃的なデッキです。
このデッキの目的は、小さく攻撃的な早い段階で投下されるミニオンを素早くボードをあふれさせて相手をテンポでぶっちぎることです。
なので、出来るだけ早くゲームを終わらせるように努めます。
このデッキは、ボードの優位性を確立するために、早期および中盤のテンポを重視しています。

最も人気のあるバージョンはケレセス公爵 と複数の中立海賊とバーストダメージのためのフィニッシュコンボを組み合わせたものです。
ローグの強力な基本的な除去カードとデッキの強力な低コストミニオンはゲーム序盤を盤石にするのに役立ち、序盤のボードからより多くの相手ヘルスにダメージを繰り返すことができます。

このデッキでのゲーム終盤は5ターン目以降です。
これは理想的に動いていれば、火力またはリロイ・ジェンキンス影隠れ で対戦相手を爆発させているターンです。

Weekly Meta and Featured Deck(週間メタ&特集デッキ)

メタが変わって重コントロール環境からよりミッドレンジとコンボ搭載デッキが多い環境にかわり、テンポローグはTier1に戻ってきました。

キューブロックは他のコントロールウォーロックアーキタイプのすべてを追い払い、メタを形成する上で主導的役割を果たしました。
そして、それによって定義されたゲームスピードはテンポローグのようなミッドレンジデッキにとってかなり有利なものです。
プリーストとウォーロックとのマッチアップはまだ不利とみなされていますが、テンポローグのサイクリングとハイバーストのおかげで、欠点はほとんど見えません(そして、スペルブレイカーのためのスペースを確保することもできます)。

最も人気のあるテンポデッキに対してはローグの特有な素早いテンポプレイが可能なためにテンポローグの良好なパフォーマンスを安定して発揮できます。
もちろん、このデッキの最も難しいマッチアップは、フェイスハンターやアグロドルイドのようなこれよりも速いデッキですが、これは今日のラダーでははるかに少ないデッキです。

BoarControlをレジェンド1位に導いたバージョンはコボルトと秘宝の迷宮発売前のリストに非常に似ています。
回廊漁り蟲
とローグの新しい4マナミニオンであるエルフの吟遊楽人 は確かにこのデッキの一貫性を向上させましたが、ウォーロックが与えられたアップグレードと比較するとその違いはあまり明らかではありません。

テックカード

Tier1に返り咲いたテンポローグ。
環境によって同じデッキが強くなったり弱くなったりカードゲームの醍醐味ですね。

キューブロックとハイランダープリーストの二つにそれほど不利がついていなく、パラディンに有利なアグロデッキということで最近人気です。
このデッキを倒すならアグロドルイド、ということで先日の1/1に行われていた最速レジェンド到達レースでもアグロドルイドが使われていました。

余談ですが、やはりラダーを登るならアグロデッキが早いのでどうしてもランクマッチではアグロデッキが採用されやすいです。

新しく入ったカードは少ないですが安定感のある非常に強いデッキです。
ケレセスを引けなくても勝てることがあるのが良いですね。

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マーロックパラディン

Archetype Explanation(アーキタイプ説明)

マーロックパラディンはマーロック種族の相乗効果を利用して初期のゲームからボードをスノーボール式に盤石にする攻撃的なミッドレンジデッキです。
マーロックパラディンのゲームプランはマーロック達でボードを一掃し、早いゲームとバフによって最後まで打撃を与えることです。

このデッキはマーロックの戦隊長 の能力を中心に展開し、時には飛刀手流忍者・六丸 からスノーボールを開始するミッドレンジゲームもあります。
マーロックパラディンはZooロックデッキの王にダメージを与える前にボードのコントロールを得ることを目標にします。

バイルフィンの異端審問官 によって変化されたヒーローパワーがあるパラディンはマーロックベースのデッキにとって最高のクラスの一つです。

Weekly Meta and Featured Deck(週間メタ&特集デッキ)

ミッドレンジマーロックパラディンの初期の成功以来、ほとんどのプレイヤーがアグロパラディンをプレイしているのは、そのデッキがマーロックパラディンよりも早く、メタトップに存在しよく見かけるデッキに対して優れているからである。
しかしながら、マーロックパラディンが人気を失っているにもかかわらず、それはまだこのメタでの強力なデッキです。
素晴らしい1ドロップとロックプール・ハンターはこのデッキの勝率を著しく上げてくれます。

デッキの主なセールスポイントはテンポローグに対する勝率が良いところです。
このデッキにはテンポローグのゲーム中盤からのボード展開は阻害するような脅威がより多く入っています。
このデッキがテンポローグ相手に対して多少有利だとしても、キューブロックとアグロパラディン相手には不利であり、今期の人気は急落した結果となりました。

このデッキはTier1で安定しているようです。
アグロパラディンの人気がこのデッキににどのような影響を与えているのかを見ることは興味深いでしょう。
おそらくこのデッキは性悪な召喚師恐竜化 のパッケージを使うことでミッドレンジゲームにおいてアグロパラディンよりも圧倒的な強さを確保するような方向に向かうでしょう。

テックカード

アグロパラディンについては前回の記事にて紹介したので今回はマーロックパラディン。
驚いたのは1マナのマーロックであるグリムスケイルの託宣師 が採用されているところです。
動員神聖なる恩寵 との相性を重視した結果でしょうか。

マーロックパラディンも依然としてつよく必要魔素も少なめなのでいかがでしょうか。

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