登場から今まで様々なデッキで見かけるファイアフライ。
そのフレイバーテキストを皆さん読んだことはありますか。
今回はファイアフライについて解説したいと思います。
基本性能
1マナ1/2のエレメンタルミニオン。プレイ時1マナ1/2のフレイムエレメンタルカードを手札に加える。
1マナミニオンとしては平均的なスタッツを持つ。
やはり強いのはその能力。
プレビュー時は1/2ミニオンを手札に加えるだけという弱めのドロー効果としての認識が多かった。
事実1/2のバニラミニオンはデッキに入るスペックではない。
なので、「そんな弱いカードが手札に入るからなんなの」といった印象だった。
また、エレメンタル属性を持っているということでエレメンタルデッキでの活躍も期待された。
実際はかなり便利なカード。
1ターン目、2ターン目(2マナで1/2二体)どちらのミニオンとしても及第点。
また、どんなターンでも余った1マナで1/2ミニオンを追加するといった動きが可能となる。
登場時は怪盗紳士やおしゃべりな本などの1マナ1/1ミニオンが多くのデッキで採用されていたので2/1ミニオンよりも1/2ミニオンが有利な環境だったことも活躍の後押しとなっている。
運用
主にアグロデッキで用いられる。
特に蓮華紋と野生の力を有し、ミニオンを並べる戦略が強いアグロドルイドでの採用が初期から目立った。
進化シャーマンとの相性も良い。
進化シャーマンはミニオンを多く出して進化もしくは血の渇きがかなり強くその動きをばっちりフォローできる。
また、炎の舌のトーテムの強さを引き出す1マナミニオンである点も○。
最近猛威を振るっているケレセスローグ、テンポローグでも採用されている。
1マナのカードというものはローグのコンボとも良相性。
また、ミニオンさえいれば冷血での打点UPも狙えるのでミニオンの数を出せるということは偉い。
他にもズーウォーロック、ミッドレンジハンター、海賊ウォリアー、アグロパラディンに入ったり入らなかったり。
要するにアグロデッキでの超有力な選択肢。
一方エレメンタルデッキでは採用はされるのだがエレメンタルデッキ自体がファンデッキの域を出ず目立った活躍はない。
フレイバーテキスト
子供というものは小さな虫をこれでもかというほど捕まえて集めるものである。
このフレイバーテキストは現実世界のそういった風景を下地にしているように感じる。
また、小さな子供がガラス瓶を持って(炎の)妖精を捕まえるというものは以前も登場したゼルダの伝説が思い出される。
ガラス瓶(空き瓶)はゼルダの伝説の超強力アイテム。概要は以下を参照
とても役に立つ。他にも色々なアイテムを入れることが出来、ゼルダの伝説において必須のアイテムとなっている。
しかし、一部の作品では登場しないことがある。その場合では回復アイテムを空き瓶無しで持ち運べることが多い。
(引用:ニコニコ大百科)
回復アイテムのなかでも最上位の効果を持つ妖精を捕まえておくための必須アイテム。
ガラス瓶片手に妖精を追い掛け回す緑の子供の様子がそこかしこで確認されている。
英語版のフレイバーテキスト
nemeses(ネメシス)は宿敵。arch nemesesで不俱戴天の仇。
日本語版は英語版のテキストのほぼそのままの訳となっている。
fireflyの意味
fireflyは日本語にすると蛍の意味。
蛍をガラス瓶に詰めて捕まえることは海外でもよくあることらしい。
そもそもゼルダの伝説での瓶詰めの妖精も実際の蛍の捕獲から来ているのかもしれない。