三星です。
新しいデッキがたくさん出てきて今環境のTier1デッキは何だ、とみんな探していますがそもそもTierという言葉の意味がわからない人も多いと思います。
今回はTierという言葉の意味と由来を調べていきます。
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Contents
意味
Tierとは簡単に言うと強さランキングです。
Tierにはだいたい1-4までの数値がありTier1が一番強く、Tier4が一番弱いです。
弱いと言っても少なくともランク戦や大会で稀に見かける程度でありそれ以上に弱い凍結シャーマンなどTier外のデッキも多数あります。
Tireを出しているサイトは複数ありますが有名なTempostormの定義はこちら。
Tier S ("God Tier"): Overtuned decks that warp and control a large portion of the meta.
Tier 1: Well-optimized decks with extremely efficient and overwhelmingly powerful combos and card synergies that makes losing against these decks feel helpless and unfair.
Tier 2: Competitive decks that have a few slight weaknesses (e.g., poor comeback mechanics or draw consistency); can still take games off top-tier decks with tech switches.
Tier 3: Average decks that aren't bad, but also aren't optimized or refined; decks that have styles not currently favored by the metagame.
Tier 4: Inconsistent decks that are unrefined, out-of-flavor, overly niche, or retired. Taking wins off upper-tier decks requires an intimate understanding of the role of every card in the deck.
Tier 5: Fun decks that should only be used if you play Hearthstone for the joy of the gameplay, rather than the joy of winning.
TempostormではLegendランクでのTierとなります。
したがってランク20-1までの環境は考慮していません。
といっても、ランク5以上になるとTier1のデッキが多数の状況になりますが。
さて、一つ一つ訳していきましょう。
Tier1:けた外れに効果的で物凄くパワフルなコンボとカードシナジーがあって、対峙したデッキが哀れかつ不公平感を感じるほどに素晴らしく構築されたデッキ。
Tier2:例えば、復帰力が弱かったりドローの一貫性がなかったりなどのわずかな弱点があるが、技術的な介入でトップTierのデッキからゲームを取ることも可能な競合力のあるデッキ。
Tier3:悪くない、しかし最適化や洗練されたものではない平均的なデッキ。もしくは、最近のメタゲームの中で好まれてないスタイルを持つデッキ。
Tier4:洗練されていない、良さを引き出せていない、全くニッチである、もしくはメタゲームから脱落している一貫性のないデッキ。より上のTierのデッキに勝つためにはデッキ内のすべてのカードの役割をよく理解することを要求される。
Tier5:勝つことを楽しむよりもゲームプレイを楽しむために使うためだけのファンデッキ。
(メタゲームという言葉は簡単に言うと、(特定デッキ、もしくは環境への)対策のこと。メタはメタゲームの略。
後日解説記事を出します。)
TierSはよほどのことがないと出てきません。
これが出てくるということはBlizzardに対する抗議です。
”このデッキは環境を歪めているからさっさとナーフしてくれ”というメッセージです。
Tier1は大会やランク戦で最もよく見かけるデッキであり、環境に存在するデッキ全般に対して不利がつかないデッキたちが属します。
Tier2-3もアグロデッキであったならランク戦で見かけることもありますし、一部を改良したデッキで大会に出る人もいます。
Tier4とTier5には大きな隔たりがありますね。
まずプレイする目的が違ってきます。
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使い方
「God Tier」:このデッキ強すぎw、という意味で冗談交じりに言うことがほとんど。
「Tier2くらいの強さ」:トップのデッキに匹敵するくらい強い、という意味。
「Tier List」:環境に存在するデッキの強さランキングの様な意味。
由来
Tierの辞書的な意味は”段、層”という意味。
動詞としては”段上に並べる”という意味があります。
TierListが基本的に段のようになっているのでこの言葉があてはめられたのですね。
冒頭でランキングといいましたが厳密にはTierはランキングではなく同じTier内のデッキの強さは五十歩百歩です。
なのでマラソンのようにTier1グループ、Tier2グループといった感じで理解すると良いと思います。
元々社会の中でも多くの場面で使われていた言葉で1次サプライヤのことをTier1と言ったり、ハードウェアや機械の性能レベル、スポーツ界でも使われています。
富士通ではこのようなCPUの数によってTier表を作っているようです。
なんとこの表Tier5が最もCPU数が多くTier1が最も少ないらしいです。
つまりTier1ほど雑魚でTier5が最強というカードゲームとは正反対の表になっています。驚き。
スポーツはラグビーにて昔から使われているようです。
なんでもラグビーは昔から階級制度が根強いようで。
詳しくはこちらをご覧ください。
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レジェンドになるために
結論から言ってレジェンドになるためであればTier1のデッキを使う必要はありません。
Tier1-4までのデッキであればデッキの習熟度やゲームプレイによって十分レジェンドを目指せます。
ランク5までであればTier5以下のファンデッキでも可能なのではないかと僕は思います。
カードゲームは相性が大事なゲームですので特定のデッキに強いデッキ、弱いデッキがあります。
Tier1と言えども弱点がある筈なのです。
無課金であったり微課金のプレイヤーは自分の手持ちのカードで構築できるTier2-4のデッキを作ったりするのが近道。
もしくはオリジナルデッキでランク5を狙うことも楽しいと思います。
色々な楽しみ方をしていきましょう。